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美容整形用語集 あ行

アクアミド Aquamid

Aquamid

デンマークにて製造、スイスのContura社が販売しているフィラー(Filler)の一種。
成分は、2.5%のPolyacrylamideと97.5%の純水。
Polyacrylamideは、Acrylamideを化学的に重合させて製造する。
Acrylamideは、紫外線や高温下で容易に重合反応を起こし、ポリマー化してPolyacrylamideとなる。
Polyacrylamideは吸水性・保水性に優れ、化粧品・食品添加物・研究用に電気泳動などに用いられる。

Acrylamideは、モノマーの状態では発がん性が濃厚に疑われる物質であるが、ポリマー化してPolyacrylamideとなれば、発がん性をはじめとする毒性は失われる。

Aquamidについては、均質なポリマーではなく、あるものは2~3個のAcrylamide分子、あるものは100個のAcrylamide分子がポリマー化しているようなものとされている。したがって、その粘度は低く、注入後に組織内に浸潤していく可能性が高い。

同様の製品に、中国製のアメージングジェルがあるが、こちらはモノマーが7%含有されている。


インプラント Implant

直訳すれば、埋め込んだ(埋め込む)物。
体内に埋め込む物の総称として用いられる。

(例)
シリコン・インプラント
インジェクタブル・インプラント (フィラーのこと)
ママリー・インプラント
ネイザル・インプラント

など。

ただし歯科領域では一般的に、人工歯根のことを指す。アゴの骨に埋め込むため。


アールエフ RF 

高周波電流のこと。
電流のうち、周波数3Mヘルツから30Mヘルツ(メガヘルツ)のものを指す。
美容整形領域で用いられるのは、4Mから7Mヘルツ(サーマクール)で、皮膚を縮める作用でたるみの改善を期待して用いる。
止血や切開用の電気メスは、3から4Mヘルツの製品が多い。

ちなみに、コンセントに来ている家庭用電源の周波数は50または60ヘルツで、低周波である。
コンセントから電線を繋いでそのまま顔に流しても、痛いだけで、たるみはとれない。

エステや家庭用の痩身用の機器は、中周波である。筋肉運動を強制的に行うことで、痩身効果を図る。

S-LIFT エスリフト

1990年代後期に、当時ドイツ在住のDr.Saylanによって提唱され、2000年代前期に普及したフェイスリフトの手法。
特徴は、耳の後ろを切開せずに、切開を耳の前とこめかみに限定し、SMASを切除せずにポリプロピレンの糸で頬骨の骨膜を固定源として縫い縮める。
当時、侵襲の少ないフェイスリフトの先駆けであったが、ほぼ同時期に発表された無切開で行えるロシアンリフト(APTOS,フェザーリフト)などのスレッドリフトに注目が集まり、日本国内での普及度はいま一つであった。
現在では、これの改良版であるMACSリフトが、それなりに行われている。

オートクレーブ Autoclave

加圧蒸気を用いる滅菌装置のことであり、種類としては、置換型・ハイスピード型・パルス給蒸型などがある。

滅菌する材料にもよるが、120℃で20分の作業で滅菌が完了し、多量の物品を確実かつ経済的に滅菌することができ、滅菌法の主流と言われているが、以下のような限界がある。

1)オートクレーブの器内もしくは被滅菌物の内部に空気が残留すれば、殺菌効果が激減し、物品の品質劣化が促進される。
2)湿熱に耐え得ない材料(一般的にはプラスティック・ゴム製品など)には適さない。
3)無水性の油紙や粉末等には不適切である。


太田母斑 Nevus Ota

皮膚の表面になければならないメラニン細胞が、その他の皮膚組織に集中するあざ。瞼、頬部を中心とした顔面の片側、又は両側に出現し、青色からやや褐色の小さな点が集まった班が皮膚にできる。特に女性に多く出現し、その出現時期は、出生時および乳児期にみられる早期型と、思春期や妊娠、出産後、閉経後などのホルモンバランスの大きく変化する時期にみられる遅発型とがある。出生時に現れる濃い青色の斑点は女性の場合、月経が始まる思春期に入ると徐々に色が濃くなり発生部位も広がり、まれに目の白目部分にも青い点ができることもある。

思春期以後、初めて現れる太田母斑は薄い茶色で目の周りよりは頬などに現れる傾向があり目の中に青い斑点ができることはない。

30代前後に発生する太田母斑は後天性母斑と呼ばれ、よくそばかすと間違われることがあり、額、頬に対称に出現する。最近開発されたレーザー治療は驚くほどの治療効果を挙げている。

また、40台前後に発生する場合には肝斑との鑑別が困難である。肝斑の場合には、安易なレーザー治療はその悪化を招くため、まずは肝斑としての治療を行い、無効の場合にレーザーを使用するべきである。


アナトミカル型 Anatomical type

バストアップさせる豊胸手術などに使うバッグ(人工乳腺)の形状のひとつで、"しずく"のような形をしている。アナトミカルとは、解剖学的と言う意味で、乳房の解剖学的形態に似た形である。

横から見ると、下方にボリュームが出るので、乳房の形状を最優先したい人や、バストを2カップ以上アップさせたいと考えている人に人気がある。

上半分のボリュームが無くなった方は、この形のバッグを入れると下半分のみが大きくなり、垂れたバストが強調されるため、挿入位置が、美しい形を作るために重要である。


IPL

Intence Pulsed Light (インテンス パルス ライト)と呼ばれる光線の略語である。

一般的なレーザー光線とは違い、目的部位に対してマイルドに作用する光線で、肌全体のシミ・くすみ(メラニン色素を破壊する)・赤み(毛細血管収縮作用)に作用し、皮膚深部層にも作用して肌に張りを与える(真皮層コラーゲンの増加作用)ことが可能。

種類にもよるが、母斑や肝斑(かんぱん)などには効果がない場合もあり、これらはIPLではない別の種類のレーザー光線や外用薬(トレチノインやハイドロキノン)での治療で対処することとなる。

上記にあげた効果を期待し行う目的で、IPLを顔に照射する治療方法を"フォトフェイシャル"と呼んでいる。(尚、フォトフェイシャルはルミナス社の商標)
IPL治療は、一般的なレーザー治療と違い、ダウンタイム(正常な肌状態へ戻るのに必要な期間)がほとんどなく、治療後すぐから一般生活(洗顔・メイク・入浴・運動など)が可能である。

シミやくすみの状態によっては、照射後に黒さが増すことがあるが、時間とともに改善されるので心配は不要である。

光線治療となるため赤みやヒリヒリ感が出る場合もあるが、この場合すぐに冷却をしたり軟膏を塗布するなどの早めの処置を行うことで早い段階で改善される。


エクリン腺 Eccrine gland

小汗腺と呼ばれるものである。

口唇・陰茎および陰核亀頭・包皮などを除いた全身に分布する。
ことに、手掌・足底に多くみられる。

終末部の上皮細胞には明調な基底細胞と暗調な表皮細胞がある。

汗の大部分の水分はNaやClなどの電解質とともに、基底細胞から分泌される。
エクリン様式の分泌である。

表層細胞は粘液多糖類を分泌すると想定されている。

導管は皮膚表面に開いている。


アポクリン腺 Apocrine gland

大汗腺と呼ばれるものである。

体の一定の部位の皮膚、特に脇・外耳道・眼瞼・鼻翼・乳輪・肛門・陰のうに認められる汗腺で、その分泌物には固有の臭気がある。

その活動は思春期に始まり、性ホルモンの影響を強く受ける。

この汗腺の終末部の上皮細胞は小幹線のものに比べて大型であり、管径もはるかに大きい。

上皮細胞の表層には、アポクリン突起が形成され、その基部がくびれて滴状に細胞質がちぎれるアポクリン分泌様式の分泌が行われる。

導管は小汗腺(エクリン腺)のそれと異なり、毛包の上部に開口する。



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