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美容整形用語集 さ行

シリコン Silicone

人体に装着して、外見を形作るものの総称。
装着方法によって、大きく2つに分類される。

1)外装プロテーゼ
エピテーゼとも呼ばれ、外傷や癌の摘出手術などの痕の、身体の欠損部分に装着して用いる。いわゆる、義肢などの装具の一種とも言える。

2)埋入プロテーゼ
体内に手術的に埋め込むプロテーゼ。埋め込むをいう意味で、インプラントと言われることもある。
美容整形の分野で用いるのは主にこちら。
最近は、シリコンやゴアテックスが用いられる。
また、埋め込んで外見を形作るということで、ヒアルロン酸やコラーゲンなどのフィラーも、インジェクタブルインプラントと呼ばれることもあり、国際的に、学術的にはこちらを用いる場合が多い。


浸潤 Infiltration

周囲の組織との境界を破壊し、周囲の組織に、しみいるように侵入すること。
フィラーを大量に注入した際に問題となる。
変形やグラニュローマの1次的原因となる。


シワ Wrinkle

外傷など、特に外的刺激を受けていないにも関わらず、皮膚に現れる、線状の陥没。
一般的に、加齢とともに増加・重症化する。

その成因としては、
1)皮膚そのものの老化
2)たるみ
3)皮下組織の老化
4)表情筋による皮膚の頻回の折り曲げ
5)皮膚が線状に薄くなる
などがある。

治療法は、それぞれの成因ごとに異なる。主として、
1)については、フラクセルなどのフラクショナルレーザー・フォトフェイシャル・レーザーピーリング・各種レーザー治療・サーマクールを始めとしたRF治療・成長因子(サイトカイン)の注射・PRPの注射・成長ホルモンの注射・イオン導入・ダーマローラー などがある。
2)については、たるみ取り手術・サーマクールを始めとしたRF治療・スレッドリフト など。
3)については、脂肪注入・PRPの注射 など。
4)については、ボトックス注射。
5)については、ヒアルロン酸をはじめとした、フィラーによる治療。
となる。
それぞれについて、効果の出る度合いや有効期間などに大きく差があり、治療に望む場合には術前の打ち合わせが必要。


スレッドリフト Thread lift

Thread(糸)で皮下組織を吊り上げたり形を変化させることで、たるみをとる方法。スレッド・フェイスリフトとも言う。
基本的に、無切開または切開創が小さいため、腫れや内出血がフェイスリフトに比べて格段に少なく、いわゆる「たるみ取りのプチ整形」といったところ。
通常のフェイスリフトと違い、皮膚の切除を伴わないため、効果は平均的にはフェイスリフトの半分と言ったところである。

使用する糸の種類によって、以下の種類がある。

1)APTOS フェザーリフト ロシアンリフト
太いポリプロピレンの糸に切れ込みを入れて、ギザギザにしたものを使用する。
ギザギザをコッグと言い、これが皮下組織を引っかける。
引っかかる力は比較的弱く、有効な手技を行うには糸の本数を増やす必要がある。

2)WAPTOS カンターリフト
APTOSなどと同じ構造の糸だが、長い。比較的広い範囲のリフトが行える。

3)ケーブルスーチャー ケーブルリフト
ホウレイ線横の、頬の脂肪体を持ち上げる目的で開発された。
ポリプロピレンまたはゴアテックスの糸と、ゴアテックスのシートがセットになっている。
こめかみの筋肉に縫合固定が必要で、そのための切開が毛髪内に約1cm必要。
糸は比較的容易に取り出せるが、シートは摘出困難。

4)X-tosis
APTOSやフェザーリフトと同じ糸を使用し、挿入方法を変えたもの。

5)イタリアンリフト ミラクルリフト
APTOSやフェザーリフトの、吸収糸バージョン。

6)シルエットリフト
多くの球結びと、それに対応したアイスクリームのコーン状の装置で、皮下組織を持ち上げる。
コーンは約6か月から1年で吸収され、球結びに組織が絡みつくことで効果を保持する。
糸には非吸収糸と吸収糸のバージョンがある。
一般的には、こめかみの筋肉に縫合固定が必要で、そのための切開が毛髪内に約1cm必要だが、切開しない方法もある。

サーマクール Thermacool

RF(高周波電流)を皮膚に通電させることによって、皮膚に熱を加え、コラーゲンの分子の再配列を促す。
主として、皮膚のたるみに有効。
RF(高周波電流)は、皮膚の成分中、特にコラーゲン分子に対してその効力を発揮する。また、他のRF機器と違い、サーマクールの効果は皮膚表面だけでなく、皮膚の深層から皮下組織にまで及ぶ。そのため現在のところ、1回の処置で効果が出現する唯一のRF機器である。
欠点は、処置に時間がかかり、シングルパスで有効性を追求すると処置に激痛が伴い、マルチパスだと高価な消耗品と術者の拘束時間が長いことである。

成長因子 Growth factor

体内において、細胞の増殖や分化を促進する、体内で作られたタンパク質の総称。
美容整形・美容皮膚科領域では、EGF、FGF、IGF,TGF,VEGF,PDGFなどのサイトカインが用いられる。
また、血小板内にはこれら成長因子が豊富に含まれるため、PRPとして、シワの改善のために、アンチエイジング目的で注射を行う。

サイトカイン Cytokine

細胞から体液中に分泌される蛋白質で、特定の細胞に情報伝達をするもの。
その仲間には、成長因子の一部も含まれ、EGF、FGF、IGF,TGF,VEGF,PDGFなどもサイトカインである。

セルリバイブジータ Cell-revive-ζ

血小板・白血球を濃縮し、成長因子の一つであるβ-FGFを添加したものを、シワ取り目的で注射する、美容整形技術の一つ。
β-FGFはフィブラストスプレーという商品名で、要処方医薬品として流通しているが、これには塩化ベンザルコニウムという消毒液が添加されている。これをそのまま混合すると、様々な副作用があることが最近明らかになってきている。また、塩化ベンザルコニウムは、注射すると最悪の場合ショック状態に陥ることもあるので、注意が必要である。
添加するβ-FGFは、この目的で調整された、純粋なものでなくてはならない。


SMAS スマス

Superficial?Musculo-Aponeurotic?System
顔面の皮下組織をを構成する、表情筋とそれに連なる筋膜を、一つのシートとして捉えた概念。
1980年代から、フェイスリフトの進歩とともに、その効果の程度と持続期間の長期化を獲得するための方法として、SMASの処理(吊り上げ)を、皮膚の切除とともに加えるようになった。
2000年代に入って、この吊り上げるポイントを重視する傾向が現れ、リテーニングリガメント(Retaining ligament)の概念となっている。

切開法 Cutting method (upper blepharoplasty)

希望の二重ラインに沿って切開し、余分な皮膚や脂肪、筋肉等を切除し、二重瞼を作る手術法。
二重ラインに沿って縫合を行うので、キズは二重ラインの一番奥に隠れてしまうので、最終的には目立たなくなる。
埋没法では元に戻ってしまう方、脂肪がたまってむくんでいるような瞼や、皮膚のたるみが気になる方に適応。
抜糸が必要。また、個人差はあるが、埋没法に比べると腫れが大きい。
根本的な解決法である。


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